コクの極み。 

塾講師をやってる大学生です。4月から社会人になるらしいです。趣味の話や勉強の話などいろいろしていきます。駅メモ始めました(ID:RODIME4098)。

【現役塾講師が教える】受験1ヶ月前からすべきこと

 1月も終わりが近づいてきましたね。

 高校の私立受験や、センター試験がひと段落し、あと1ヶ月ほどで公立高入試や国公立大の二次が始まります。そんな受験生の皆さんの役に立てればと思いブログを書いております。

 現在私は、個別指導塾で中高生に学習指導をしてます。大学入学当初からアルバイトとして4年近く働いているのですが、受験直前期の生徒に欠かさず話していることがあります。それは、勉強の日記をつけることです。

「勉強の日記」とは

これは、私が受験期でも実際に活用していました。

・今日何を学んだか

・その日の体調や心境はどうか

・これだけは受験前に覚えておきたい

なんてことをメモったりしてました。

 高校受験を控えた頃は1日1~2時間、大学受験を控えた頃は1日2~3時間ほどしか学習していませんでした。この数字が多いのか少ないかは人それぞれですが、同じ学力水準をもつ周りと比べると圧倒的に少なかったような気がします。

 たしか1日8時間以上勉強して、僕と同じ高校に入学した生徒もいました。他人と比べると勉強時間は圧倒的に少ないですが、それでもただ学ぶだけでは定着しきれませんでした。

 どんなに脳内に知識を放り込んでも、それが整頓されていなければ、使いモノになりません。たとえ記憶に残っていても、試験時間内に速く正確に引き出せなければ、それは知らないのと同じなのです。

 こちらは私が高3の頃に使っていた英語のノートです。毎日ちゃんとした文章で日記をつけていたら、それ自体で労力を使ってしまいます。ゆるく続けるために、こんな感じでメモを取っていました。

 「ゆるく書く」というのも含め、これから勉強日記を書く上での重要なポイントを教えていきます。

勉強日記を書く上でのポイント

何時間学んだかよりも何を学んだか

 月並みな表現ですが、勉強の量なんて大してアテになりません。それよりも何を勉強したかを重視しましょう。テキスト名の名前やページ番号、過去問の年度や点数、などを書くのが無難でしょうか。

 あと、テキストであれば単元名(例:一次関数の利用 点Pが動くやつ)も書いておくといいでしょう。過去問でも、大問いくつ、とか何年度とかメモしておきましょう。

ピックアップするのは3つまで

 先ほどの画像を見ていただけるとわかると思いますが、単語を3つほどピックアップしました。英語であれば知らない構文単語をまとめていくのが良いと思いますが、書きすぎには気をつけてください。

 あまり多くても重要性がわかりにくいし、そもそも書くのがめんどくさいと思います。私は塾の講師といえど脳みそは割とポンコツなので、1日3個程度が限界でした。みなさんはもっと賢いと思いますが、やはり3個くらいが覚えやすいと思います。

 欲張らずに吟味した方が、定着しやすくなり、かえって覚えやすくなるのかもしれません。

なるべく言葉はポジティブ

 この勉強日記は見返すことを前提に作るので、ネガティブな言葉が並んでいるとテンションが下がります。無理して明るくするのもしんどいので、しんどかったら心境についてはあまり書かないとかもいいのかもしれません。

 先ほどの画像では、その日の気分については書いていなかったので、おそらくテンションが低かったのでしょう。たしか、学校帰りに買ったファミチキを雪の上に落とした、とかそんな感じだったと思います。 

おわりに 

 あくまでもこの方法は、私が実際にやってきた方法で、生徒からも賛否両論をいただいています。

「詰め込むばっかりよりもこっちの方が合ってる」「感情の浮き沈みが穏やかになって勉強に集中できた」「わざわざ書くのは面倒だし、その時間も勉強に割きたい」など、効果は人それぞれです。

 私の方法を自分なりにアレンジしたり、他の人も参考にしたり、それを選ぶのは皆さん次第です。

 受験生のみなさんが笑って春を迎えられるよう、願っています。

はてなブログ特別お題キャンペーン #学び応援WEEK

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by ギノ

【書評】ゆるくても続く 知の整理術(だいわ文庫)

 今回まとめていくのはこちら。

ゆるくても続く 知の整理術 (だいわ文庫)

ゆるくても続く 知の整理術 (だいわ文庫)

  • 作者:pha
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2019/11/09
  • メディア: 文庫
 

ぼくのスタンスと似たようなところがあるので、読んでいて共感する箇所は多くありました。ここでは、本書の基本となっている四大メソッドと、個人的に印象に残った部分をまとめていきたいと思います。

四大メソッド

デジタルよりアナログ

アナログはより多くの五感を使いやすくなる。

活字を追ったり、声に出して読んだりするのは、電子書籍でも紙の書籍でもできる。

紙の本であれば、紙の感触、におい、そして味(?)もも記憶の断片として脳にインプットされる。

小学生の頃、自分で書いたノートをむしゃむしゃと食べていた時期があったが、もしかすると、五感をもってとらえようとしていたのかもしれない。 

書くと進む

言語化」というのは人間ならではのツール。

文字に起こしたり、実際に誰かに伝えることで自身の理解を深めることができる。

このブログを書いているのも、ぼく自身の記憶を拡張するため、そしてより理解を深めるため。

情報よりメタ情報

情報単体ではあまり意味がない。その周辺を固めてこそ本来の価値を享受できる。

授業で雑談をする先生とかがたまにいるけど、記憶のひも付けとして有効な手段だったりする。一応僕もそのつもりで雑談を挟んでいるつもり(現役塾講師)。

制限は力

何もかもが自由では、どれから手をつけるべきかわからなくなる。

金銭、時間、地理的な制約があることで、「今ここでやらなきゃ」という心理がはたらく。

 

「牛の消化」みたいに覚える

 人間には、長期記憶と短期記憶というものがある。

 いわゆる学校の勉強で必要とされるのが長期記憶で、

 昨晩ごはんや昨日着た服といった、すぐに忘れるような記憶を短期記憶という。

 テストや仕事、そして日常生活で使えるようになるには、長期記憶にさせる必要がある。

Twitterはウォーミングアップに最適

  ぼくは大学2年くらいになってから、ブログとかYoutubeで発信していくのもいいかなー、なんて思って、ノリと勢いで始めてみたけど、いきなりブログやYoutubeでアウトプットしていくのはハードルが高すぎる。準備体操もなしにいきなり大技を決めるようなものなので、その前段階に何かしらのウォーミングアップが必要になる。そのひとつがTwitter

 

 

【書評】QUEST 結果を勝ち取る力

本日はこちらの書籍についてメモ感覚でまとめていきます。 特に4つ、大事かなと思ったところを中心に。

QUEST 結果を勝ち取る力 (Sanctuary books)

QUEST 結果を勝ち取る力 (Sanctuary books)

 

行動は2度作られる。

1度目は頭の中で。

2度目は現実の上で。

 

やるべき仕事は、いつまでも尽きない。日々、溢れるばかりである。しかしたった今、本当に力を向けるべき仕事は、ただひとつ。対象に照準を合わせて大きく振りかぶろう。

トカゲの脳にならない

私たちの行動は、3つのモードに分かれる。

  1. 意志のモード(自分で選んだことをやっている)
  2. 対応のモード(周りの出来事に対応している)
  3. 惰性のモード(思考を止めて習慣に流れている)

トカゲは見たものに対してそのまま対応する。

惰性のモード=トカゲの脳。

トカゲの脳になるのは、脳の体力が減少しているから。

脳の体力を消耗させるのは、「選択の多さ」にある。

日常での選択を減らすべし(着る服とか食事とか)。

やることカタログ

A. いますぐやる

B. カレンダー(今じゃないけどいつやるか明確)

C. 連絡待ち

D. あとで(いつやるか未定)

E. 判断材料(あとで使うかもしれない)

F. ルーティン 

 

これらを一元化すべし。

定期的に見直しも忘れずに。

トリガーを用意する

例)明日の朝30分走る。

アラームで目が覚める。なぜか遠くで鳴っている。

そこまで歩くと、アラームの近くにジャージとペットボトルが。

そうか、朝に走るって決めたんだ。

 

世の中には悪いトリガーがうじゃうじゃ。その最たる例がスマホ

友達からの「いいね!」、スタミナが全回復しましたなど。

なりたい自分になるためのトリガーを周りに散りばめるべし。

〜した方がマシ

例)

・ただゴロゴロするくらいならストレッチでもした方がマシ。

スマホでゲームするくらいなら学習アプリやってた方がマシ。

これらの時間を100倍、1000倍にして考えてみる。

 

1日15分ゴロゴロしていたとする。

それが100日続けば、25時間ゴロゴロすることに。

丸一日以上動いていないのと同じ。


10分のスマホゲーも、1000倍にしてしまうと10000分。

時間に直すと166時間と40分。1週間に匹敵。

要は小さな積み重ねが大きな差を生むということ。

【書評】レア力で生きる〜大学生なりに見解を述べてみた〜

 ハウツー本を好んで読む人間なので、なんとなくタイトルに惹かれて購入してみました。タイトルは「レア力で生きる」。

レア力で生きる 「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣

レア力で生きる 「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣

 

どんな本?

 ざっくりいうと「好きなことやりたいことをつきつめて、自分のレア力を高めよう!」「ブルーオーシャンに向けて舵を取ろう!」みたいな感じです。あまりにも端的ですが。よくありがちなビジネス書でしたが、僕にとっては内容がすっと入ってくるし、共感できる内容が多々ありました。

 この本での、僕にとっての収穫は、自分が無意識にやっていたこと言語化できたことです。無意識というより、正確にはなんとなくこうした方がいいんじゃないかって思ってたこと。どうしてそうすべきなのか、それをすることでどんないいことがあるのか、それがストンと腑に落ちた気がする。特に共感の深かった3つのポイントを、ぼくの体験も交えながら説明していきます。

1.本を読むこと

 Twitterでもちょくちょく公開してますが、ぼくは週1冊くらいは本を読んでます。基本的にビジネス書っぽいやつばかり読んでます。

ちなみに、文学系の書籍は読めません。ちゃんと理由があって、読みたくても読めないのです。その話はまた別の機会に。

 本は著者の人生で培った経験が凝縮していて、それを1000円ちょっとで手に入れられます。めっちゃコスパがいいではありませんか。さらにぼくの年代は、本を読まない人が多くを占めているので、おのずとぼくのレア度が上がるのです。そもそも年齢にかかわらず、書籍にはそれなりのお金をつぎ込むべきかなと。

2.旅に出ること

 本書では旅に出ることを「コンフォートゾーンから抜け出す」という表現をしています。しかし僕は「これからコンフォートゾーンを抜け出すぞ!」なんて思って旅に出たことはありません。ただなんとなく興味があって、行ってみて、奇妙な体験をして、それを友人にシェアしたら話が盛り上がって、僕と同じようにな体験をした人から「あそこに行ってみなよ」とか言われ、また行ってみる。気がつけばこの繰り返し。ちなみに僕が旅行で経験したイベントはこちら。

  • 愛媛のゲストハウスで、「極道カフェって事業をやろうと思うんやけど、興味ある?」と、大阪のおじさんに勧誘される。
  • アメリカでバス移動中に乗客同士で喧嘩が始まり、ヒートアップしたところで、「喧嘩の最中なのに無視してスマホ見てんじゃねーよ!」と理不尽にキレられる。
  • ラオスの村にホームステイして、ベッドで寝てるときに上から生暖かい物体が降ってきて、よく見たらトカゲだった。

 どれもここ2,3年の出来事で、昔よりは物怖じしなくなった気がします。頭にトカゲが落ちてきたときは、失神しそうになりましたが。無毒でよかった。

3.日本人を武器にすること

 本書でたびたび強調されていますが、日本人であること自体が、世界で戦える武器になるんです。実際、海外に行くたびに、日本のアニメ、すっごい好きなんだ!ってハイテンションで絡んでくれる人に出会います。それがきっかけで、マンガやアニメに深くハマっているところです。

 また、海外の方が抱く日本人のイメージは、華奢大人しい英語が得意でない、などが多い印象です。だからこそ、そのイメージを覆せると、見る目が変わるそうです。

 ぼくは一般的な日本人と比べ、体格はがっしりしている(らしい)です。英語に関しては、日常会話はとりあえずできるくらいですが、それだけでも英語が上手と褒めてくれます。建前かもしれませんが…。
 それきっかけで、帰国後も連絡を取りあったり、逆に「今度日本に行くよ!」というメッセージをもらったこともあります。某出川イングリッシュでも通じるとは思いますが、英語が苦手でなければ人よりちょこっと勉強してから海外に渡ってみてはいかがでしょう。

まとめ

 全体を通して読みやすく、30分前後で一通り読了できました。未知の発見というよりも、自分が今までやってきたことの整理ができた一冊でした。これから進路を決めていく学生の皆さん、今の道であっているのか不安な社会人の皆さん、ぜひご一読してみてはいかがでしょうか。

【中高生必見】勉強したくない人ほど予習したほうがいいよって話

 こんにちは、コクのきわみです。
 中高生のみなさん、毎日学校で忙しい日々を過ごしていると思います。

勉強は得意ですか?
毎日楽しく勉強できていますか?

 もしのその答えがNOであれば、授業の予習をしましょう。
勉強したくないのに「予習をしろ」というのは一見矛盾してるかもしれません。それでも予習はしてほしいのです(もちろん、勉強が得意で普段の学習に支障がない人も予習をやってみてください)。

予習すべき理由

 主に予習をすべき理由はこの2つ。

①頭を勉強のスイッチに切り替えるため

 休み時間で友達と話したり、お昼を食べたりすると、勉強モードから一旦抜けてしまう。5~10分ほどの予習タイムを確保しよう。

②「わからない」をわかるようにするため

 授業が進むなか、「何これ、よくわかんない」というのが何個も出てくるとやる気をなくしてしまう。それに、人間はわからないことを考えるととてつもないエネルギーを消費してしまう。

 授業がわからなくなってしまえば、50分がパーになってしまう。50分がパーになるくらいなら、休み時間の数分を前払いしちゃおう。

予習ですべきこと

 それでは本題に入ります。予習の仕方についてですが、ぼくが中学高校で行なっていた方法を紹介していきます。やるべきことはこの2つ。

①教科書をパラパラと眺める

②わからないところをチェックする

これだけです。

 勉強は、数時間かけてじっくりやるものとは限りません。少なくとも、ぼくにはそんな芸当できません。15分が限界でした。

 ぼくがこのような予習をしていたのも、それをみなさんにオススメしているのも理由は単純です。勉強のムダを省いて、コスパをあげてほしいということです。

さいごに

 受験生であれば、できる限り少ない時間で結果を出せるほうが、安心できるし、次のステップ(進路)にもつなげられます。

 そうでない人も、部活や遊びなどにもっと時間をかけられるようになるはずです。勉強が好きな人であればもっと学ぶことに時間を使っていくべきです。しかし、世の中の大半の人は、勉強をしたくない人たちかと思います。ぼくもその1人です。

 勉強はあまりやりたくないけど、やらなきゃ叱られる、居残りさせられる、など、余計に時間を搾り取られてしまいます。そうなれば、この記事を読んでいるあなたも、あなたの先生にも損しかありません

 大切な時間をやりたくないことのために費やさないよう、ぼくの教えが役に立つことを願っています。