【書評】レア力で生きる〜大学生なりに見解を述べてみた〜
ハウツー本を好んで読む人間なので、なんとなくタイトルに惹かれて購入してみました。タイトルは「レア力で生きる」。
どんな本?
ざっくりいうと「好きなことややりたいことをつきつめて、自分のレア力を高めよう!」「ブルーオーシャンに向けて舵を取ろう!」みたいな感じです。あまりにも端的ですが。よくありがちなビジネス書でしたが、僕にとっては内容がすっと入ってくるし、共感できる内容が多々ありました。
この本での、僕にとっての収穫は、自分が無意識にやっていたことを言語化できたことです。無意識というより、正確にはなんとなくこうした方がいいんじゃないかって思ってたこと。どうしてそうすべきなのか、それをすることでどんないいことがあるのか、それがストンと腑に落ちた気がする。特に共感の深かった3つのポイントを、ぼくの体験も交えながら説明していきます。
1.本を読むこと
Twitterでもちょくちょく公開してますが、ぼくは週1冊くらいは本を読んでます。基本的にビジネス書っぽいやつばかり読んでます。
意識高い系お兄さんだからこういう本は週1で読んじゃう pic.twitter.com/7NYw2nu2PW
— コクのきわみ (@Kokuno_kiwami) 2019年9月29日
ぼくの中の「意識高い系お兄さん」が目を覚ました。 pic.twitter.com/r9jdQedGpL
— コクのきわみ (@Kokuno_kiwami) 2019年10月13日
ちなみに、文学系の書籍は読めません。ちゃんと理由があって、読みたくても読めないのです。その話はまた別の機会に。
本は著者の人生で培った経験が凝縮していて、それを1000円ちょっとで手に入れられます。めっちゃコスパがいいではありませんか。さらにぼくの年代は、本を読まない人が多くを占めているので、おのずとぼくのレア度が上がるのです。そもそも年齢にかかわらず、書籍にはそれなりのお金をつぎ込むべきかなと。
2.旅に出ること
本書では旅に出ることを「コンフォートゾーンから抜け出す」という表現をしています。しかし僕は「これからコンフォートゾーンを抜け出すぞ!」なんて思って旅に出たことはありません。ただなんとなく興味があって、行ってみて、奇妙な体験をして、それを友人にシェアしたら話が盛り上がって、僕と同じようにな体験をした人から「あそこに行ってみなよ」とか言われ、また行ってみる。気がつけばこの繰り返し。ちなみに僕が旅行で経験したイベントはこちら。
- 愛媛のゲストハウスで、「極道カフェって事業をやろうと思うんやけど、興味ある?」と、大阪のおじさんに勧誘される。
- アメリカでバス移動中に乗客同士で喧嘩が始まり、ヒートアップしたところで、「喧嘩の最中なのに無視してスマホ見てんじゃねーよ!」と理不尽にキレられる。
- ラオスの村にホームステイして、ベッドで寝てるときに上から生暖かい物体が降ってきて、よく見たらトカゲだった。
どれもここ2,3年の出来事で、昔よりは物怖じしなくなった気がします。頭にトカゲが落ちてきたときは、失神しそうになりましたが。無毒でよかった。
3.日本人を武器にすること
本書でたびたび強調されていますが、日本人であること自体が、世界で戦える武器になるんです。実際、海外に行くたびに、日本のアニメ、すっごい好きなんだ!ってハイテンションで絡んでくれる人に出会います。それがきっかけで、マンガやアニメに深くハマっているところです。
また、海外の方が抱く日本人のイメージは、華奢、大人しい、英語が得意でない、などが多い印象です。だからこそ、そのイメージを覆せると、見る目が変わるそうです。
ぼくは一般的な日本人と比べ、体格はがっしりしている(らしい)です。英語に関しては、日常会話はとりあえずできるくらいですが、それだけでも英語が上手と褒めてくれます。建前かもしれませんが…。
それきっかけで、帰国後も連絡を取りあったり、逆に「今度日本に行くよ!」というメッセージをもらったこともあります。某出川イングリッシュでも通じるとは思いますが、英語が苦手でなければ人よりちょこっと勉強してから海外に渡ってみてはいかがでしょう。
まとめ
全体を通して読みやすく、30分前後で一通り読了できました。未知の発見というよりも、自分が今までやってきたことの整理ができた一冊でした。これから進路を決めていく学生の皆さん、今の道であっているのか不安な社会人の皆さん、ぜひご一読してみてはいかがでしょうか。