【書評】ゆるくても続く 知の整理術(だいわ文庫)
今回まとめていくのはこちら。
ぼくのスタンスと似たようなところがあるので、読んでいて共感する箇所は多くありました。ここでは、本書の基本となっている四大メソッドと、個人的に印象に残った部分をまとめていきたいと思います。
四大メソッド
デジタルよりアナログ
アナログはより多くの五感を使いやすくなる。
活字を追ったり、声に出して読んだりするのは、電子書籍でも紙の書籍でもできる。
紙の本であれば、紙の感触、におい、そして味(?)もも記憶の断片として脳にインプットされる。
小学生の頃、自分で書いたノートをむしゃむしゃと食べていた時期があったが、もしかすると、五感をもってとらえようとしていたのかもしれない。
書くと進む
「言語化」というのは人間ならではのツール。
文字に起こしたり、実際に誰かに伝えることで自身の理解を深めることができる。
このブログを書いているのも、ぼく自身の記憶を拡張するため、そしてより理解を深めるため。
情報よりメタ情報
情報単体ではあまり意味がない。その周辺を固めてこそ本来の価値を享受できる。
授業で雑談をする先生とかがたまにいるけど、記憶のひも付けとして有効な手段だったりする。一応僕もそのつもりで雑談を挟んでいるつもり(現役塾講師)。
制限は力
何もかもが自由では、どれから手をつけるべきかわからなくなる。
金銭、時間、地理的な制約があることで、「今ここでやらなきゃ」という心理がはたらく。
「牛の消化」みたいに覚える
人間には、長期記憶と短期記憶というものがある。
いわゆる学校の勉強で必要とされるのが長期記憶で、
昨晩ごはんや昨日着た服といった、すぐに忘れるような記憶を短期記憶という。
テストや仕事、そして日常生活で使えるようになるには、長期記憶にさせる必要がある。
Twitterはウォーミングアップに最適
ぼくは大学2年くらいになってから、ブログとかYoutubeで発信していくのもいいかなー、なんて思って、ノリと勢いで始めてみたけど、いきなりブログやYoutubeでアウトプットしていくのはハードルが高すぎる。準備体操もなしにいきなり大技を決めるようなものなので、その前段階に何かしらのウォーミングアップが必要になる。そのひとつがTwitter。
受験生のみんな!寝る前には暗記ものをやっておくんだ!
— コクのきわみ (@Kokuno_kiwami) 2020年1月8日
枕元でテキストをめくって、眠りについて、次の日に目覚めたらその復習をしよう!きっと昼間に覚えるより頭に入ってるはずだ!
寝る前は暗記!お兄さんとの約束だぞ!
【書けばいいってもんじゃない】
— コクのきわみ (@Kokuno_kiwami) 2020年1月13日
英語や漢字は、とにかく「書いて覚える」という習慣が定着してる人が多い。
書くことで覚えやすくなるかもしれないが、それと引き換えに大きな労力と時間が失われる。
今やってる学習は、本当に覚えるためのものなのか、考えてほしい。
「書いたら5秒、読んだら1秒。」
— コクのきわみ (@Kokuno_kiwami) 2020年1月13日
スピードだけで5倍も差がある。
それに書くのと読むのでは労力も格段に違う。
それに、学習する上で大事なのは、「書けるようになること」だけではない。
「会話や文章の中で使いこなせるようになること」がずっと大事。
【ダルい朝はトリガーで抑制する】
— コクのきわみ (@Kokuno_kiwami) 2020年1月13日
寒くて起きるのがダルい、
夜更かしで起きるのがツラい、
学校の授業が嫌で心がしんどい、
いろいろあるかもしれない。
そういう朝は、「起きざるを得ない」状況を作っておくといい。
・着る服を布団の中で温めておく
・ドアの前に明日使う荷物等を配置
などなど